ようやく、冬を感じさせる気候。朝晩は冷えてきましたね。

先日紹介いたしましたQuilpの新作ウェア。早速、反応いただきありがとうございます。写真でもわかる迫力、これ実際に見ると増しで良いですからね〜。アウターお探しの方、必見です。

さて、今回は生地についてお伝えしたいと思います。HAINSWORTHという生地メーカーはご存知でしょうか？

HAINSWORTH社とは、1783年に英・ヨークシャーにて創業したテキスタイルブランド。さらっと言いましたが、200年を超える歴史を持つ老舗中の老舗。

旧くからイギリスの近衛兵の制服などに供給したりと主に軍用をメインに扱っており、王室にも伝統ある儀式用の織物をおさめてきました。

コスチューム・アカデミックドレスなど象徴的な衣服のテキスタイルを手がけておりましたが近年では歴史的な衣装だけではなく、その品質と多用途性から世界中のファッションブランドから支持されております。

Quilpもまた、この生地メーカーに惚れ込んだブランドの一つです。

イギリス、ミリタリー、ここにインスピレーションを受けるブランドにとってはきっと外せない。上品で無骨、本当に魅力的な生地を毎シーズン採用しております。私、毎回やられてます、、

今期は特に気合いを入れて揃えさせていただきました。圧巻のラインナップ、是非ご覧ください。

下記、全てHAINSWORTH社の生地を使用した製品です。

-Melange Melton-

Quilp / WALKER -Shirt Jacket-

Melange Melton – メリノウール中心のミックス感ある素材になります。今回はシャツジャケットの型で展開です。軽くてしなやか、中間着としての絶妙な生地感です。シャツや厚手のカットソーと重ねて上にアウターを着る、そんなスタイルでの提案になります。上に重ねていくのはこれからですが、かなり使い勝手良さそうですね。当店(私)としては、オーバーコートやダウンベストがいいです。今ぐらいから活躍する、冬の中心アイテムになりますね。

-Heritage sarge-

Quilp / Thompson -OverTrouser-

Quilp / BUCKLER -4B Jacket-

Quilp / WHITE -Soutien Collar Coat-

Heritage sarge – 目の詰まったウールサージ素材。メリノウール100となります。こちらはボトム、ジャケット、コートと3型で展開。生地の表情はもちろんかっこいいのですが、落ち感がたまらんです。ほどほどに重量感ありますが、これがまた心地よく雰囲気を増しております。もちろん保温性も高く、真冬のアイテムとして活躍してくれるでしょう。
トゥルーヘリテージラインと呼ばれる、実際に英国軍で採用されていた本物のファブリックになります。

-Duffle-

Quilp / CUNNINGHAM -Duffle Coat-

Duffle – こちらはメーカー側が生地名にDuffleと名付けた、Duffle用と言っていいような素材になります。柔らかくて上品で表情のある、わかりやすく良いダッフルコートの生地って感じですね。甲板着として贅沢。この型はやっぱりディテールとの相性がポイントかと。ダッフルコートって一見可愛いという印象がありませんか？こちらは細かいとこまでクイルプらしい、男前な一枚なんです。

今回はHAINSWORTH社の生地を使用したモデルをピックいたしましたが、いかがだったでしょうか？生地だけでもデザインだけでもこうはいきません。

デザインで生地を引き立てる。生地でデザインに深みを出す。素敵な関係性なのかと思います。

是非、実際に手にとってご覧ください。ブランドだから良い。というわけでなく、モノで見て良さを感じ残していっていただければと思います。

それでは、また。最後までご覧いただきありがとうございます。

shibata